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疲れ目からくる肩こり
肩こりの女性

疲れ目からくる肩こり

疲れ目が原因で肩こりを引き起こすことがあります。

眼の中には水晶体とよばれるレンズがあり、これが膨らんだり平べったくなったりすることで、ピントの合う距離を調節しています。この調節を行っているのが毛様体筋で、手元にピントを合わせる際にはこの毛様体筋のなかの輪状筋(ミュラー筋)が緊張を続けていることが必要です。毛様体筋の動きに指令を出すのは自律神経のなかの副交感神経系と言われています。つまり、近くにピントを合わせようとしている間、眼の中では副交感神経系が優位になっている状態と考えられます。特に加齢によって水晶体が固くなり、調節のために毛様体筋の緊張をさらに必要とする年齢になると、この傾向は強くなってきます。

人間の体は交感神経と副交感神経のバランスで成り立っていますので、このように副交感神経系だけが優位になっている状態が続いてしまうと自律神経の乱れにつながります。そのために体は、バランスを取ろうとして交感神経のほうを優位にしようとします。交感神経系が刺激されることで今度は全身の緊張がおこり、これが肩こりや頭痛につながると考えられます。つまり、ピントの調節に必要な調整を眼鏡等によって正しく行わないと、眼の疲労のみならず、肩こりや頭痛にもつながりかねないのです。

また、眼の中でピントの調節がうまくできないせいで、体の位置を動かして補正しようとして猫背や逆にのけ反るような姿勢になってしまうなど、見え方の問題は体の姿勢にも影響してしまいます。背骨がきれいなS字を描く姿勢が私たち人間にとって負担のない姿勢ですが、前かがみや後ろに反ることで頭の重みを支えるために肩・首・腰の筋肉は常に緊張を強いられることになり、疲労性の硬縮を起こして、コリや疲れにつながる原因となる場合があります。